佐藤功太郎(指揮者)

佐藤功太郎 (指揮者)

新星日響の定期演奏会には1979年7月にケルビーニ:「レクイエム」で初登場。その後楽団との信頼関係を築きあげ、1982年から1987年まで新星日響の首席指揮者を務める。東京藝術大学でクラリネットを専攻しその後指揮科に移り渡辺暁雄氏に師事するという経歴を持つ佐藤氏は、指揮者としては二期会を中心としたオペラ界での活躍が多く、首席指揮者期間外でも、日生劇場での公演等、様々なオペラシーンで新星日響との共演を重ねた。1986年4月には、演奏会形式によるウェーバー:歌劇「魔弾の射手」を定期演奏会で上演(第90回)。佐藤氏のオペラへの深い造詣が存分に活かされ、その心に残る指揮ぶりは、後まで語り継がれるような名演であった。とにかくゴルフ好きで、その影響で新星日響の楽団員にゴルフ・ブームが到来する。氏と楽団員の間でのプレーやゴルフ談義が交わされるなど、新星日響とは公私ともども親密な関係だった。