現田茂夫(指揮者)

現田茂夫 (指揮者)

東京藝術大学の指揮科で佐藤功太郎氏に師事した現田茂夫氏は、在学中の1985年に安宅賞受賞など将来を嘱望される若手指揮者であった。その現田氏に早くから新星日響は注目、当初は音楽教室公演等で積極的に起用をしていたが、楽団員の評価が高まるにつれ1987年に新星日響指揮者に就任、そしていよいよ1988年4月に定期演奏会でのデビューを果たした。しかも曲目は大曲であるマーラー:交響曲第5番。師であり前年まで首席指揮者だった佐藤功太郎氏の温かい言葉が、当日プログラムに寄せられる。「現田君、デビューおめでとう!新星日響にお世話になってまだ1年と経っていないのに定期演奏会の指揮台に立ちしかもマーラーの第5番を振らせていただけるとは!君はよく運のよい人ですね!<中略>どうか君の持てる力を十二分に発揮して今夜のデビュー・コンサートを成功させて下さい。君なら絶対出来ると信じています。(さとうこうたろう/指揮者)」。この夜の成功は現田氏が新星日響に欠かせない指揮者陣の一員として、多くの新星ファンに認められた瞬間でもあった。