スノーマン

映像と生演奏による スノーマン

第8作目
原作 R.ブリッグズ
作曲 H.ブレイク
初演 1988年3月27日
指揮 現田茂夫
語り 佐藤文行
会場 簡易保険ホール
原作は1978年イギリスの作家レイモンド・ブリックスの絵本である。世界中で大人気となったこの作品には文字が無く、絵だけでストーリーを進行させていく。そして1982年にアニメーションとなりイギリスの公共テレビ局「チャンネル4」でクリスマス・イブに放映され大成功を収めた。これも音楽と映像だけでセリフは一切無く、唯一冒頭にデヴィット・ボウイのナレーションが入るだけであった。このアニメも絵本同様大ヒットとなり、新星日響ではステージ上の大スクリーンにこのアニメを映し出し、生演奏で臨場感をもって観客に伝えた。内容は少年と雪だるま「スノーマン」が、1晩の短い時間の中で、出会いから世界中での様々なふれあい、そして別れ、多くのことを体験する楽しくもあり少し切ないストーリーである。少年とスノーマンが冒険に飛び立つシーンで流れる「ウォーキング・イン・ジ・エアー(空を歩いて)」は感動的で、全編にわたるハワード・ブレイクの美しい音楽と新星日響の演奏は多くの聴衆の心を惹きつけた。