モモ

夢の音楽物語 モモ

第9作目
原作 M.エンデ
作曲 山本純ノ介
初演 1989年4月2日
指揮 佐藤功太郎
語り 岸田今日子
会場 簡易保険ホール
原作の「モモ」は、ドイツの児童文学家ミヒャエル・エンデが1973年に発表したファンタジー作品である。´76年には邦訳が出版され、発行部数は世界で200万部を超えるベストセラーとなった。物語は施設から逃げ出し円形劇場に住み着いた少女「モモ」が主人公となる。平和な暮らしをしていたが、ある時突然あらわれた「時間どろぼう」達によって町が無機的な世界に変化していく・・・。忙しさの中で生きる喜びが失われる現代人に対する警鐘が含まれる内容であるが、まさに日本は、バブル景気のまっただ中で「働け、働け」「稼げ、稼げ」の時代で心の余裕、心の豊かさを失っていく時代でもあった。この台本に作曲したのは山本純ノ介。時間の芸術でもある音楽に彼独特のエッセンスをちりばめ「モモ」を紹介して行く。朗読はベテラン俳優の岸田今日子が務めた。